ごまと健康


★「ゴマリグナン」パワー

「ゴマリグナン」
ごまにしかない特有な微量成分です。
ゴマルグナンには、抗酸化作用、肝機能向上作用があり、健康維持への効果が期待せれています。



★抗酸化作用

 人は呼吸によって酸素を取り込んでいますが、この中の少量が体内で「活性酸素」になります。活性酸素はある程度は体に必要なものですが、余分に溜まってしまうと細胞を酸化させてストレスを与えたり、遺伝子を傷つけたりして、がんなどの病気や老化の原因になると言われています。

 この過剰な活性酸素を除去するのが抗酸化作用の原理です。

 ゴマリグナンには高い抗酸化性があり、特に脂質の酸化を防いでくれる働きがあります。



★肝機能向上作用

体には遺伝子に作用して悪影響を及ぼす毒素を無毒な状態にして外に排出する機能があります。

特に肝臓はこの解毒酵素を多くもっています。

ゴマリグナンには肝臓の解毒酵素の機能を高める働きがあります。また肝臓のアルコール分解機能を高めることもわかっています。



★ゴマリグナンに期待される作用

・脂質の酸化を抑える
・脂肪酸の代謝を高める
・肝機能向上、解毒酵素を高める
・活性酸素を抑え、抗酸化作用を高める
・ビタミンEの抗酸化作用を高める



★ゴマリグナンの成分
・セサミン
・セサモリン
・セサモール
・セサミノール
・セサミノール配糖体
  などによってゴマリグナンは構成されています。


セサミン
脂溶性(油に溶けている)
この成分自体には抗酸化性はないが、体内で肝臓の代謝を高め抗酸化作用をもつようになります。


セサモリン
脂溶性(油に溶けている)
ごまを焙煎する過程でセサモールや純白ごま油の精製過程でセサミノールに変わり抗酸化性をもちます。

セサミノール
強い抗酸化作用をもちます。
ごま種子内に存在する量は微量ですが、セサモリンとセサミノール配糖体が変化することで生成されます。

セサミノール配糖体
水分に溶ける水溶性です。
体内に入ると腸内酵素の作用でセサミノールに変わり抗酸化性をもつようになります。




★ごまに期待される10の効果

1.がん予防
2.アルコール代謝促進(二日酔い防止)
3.血液機能改善
4.血栓予防
5.動脈硬化予防
6.アンチエイジング
7.女性ホルモン作用(乳がん予防)
8.血中コレステロールのコントロール
9.自律神経機能の改善
10.高血圧の抑制


ゴマリグナンのもつ抗酸化作用や肝機能向上作用に加えて、他の栄養素の働きによる相乗効果をもたらし、健康への効果がパワーアップします。

ゴマリグナンとビタミンEの作用が合わさることで強い抗酸化、抗老化作用が期待されます。

ごまの香りの成分には血栓の形成を抑える効果や血液サラサラの効果があります。

ごまに含まれているオレイン酸には善玉コレステロールと呼ばれるHDLは下げずに悪玉コレステロールと呼ばれるLDLを下げる働きをします。




★ごまに美容効果?

ごまを食べることによって美容効果があるってホント?

ごまの各栄養素によって、健康だけではなく、美容にも効果が期待できます。

昔、クレオパトラはごま油を肌に塗っていたという逸話もあります。


「ごま」で健康生活!



今では酸化に対する安定性から美容品などに使われています。

ただし、皮膚からゴマリグナンなどの成分がどの程度浸透するかの科学的研究はこれからです。
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